金の時計を買うときに、なぜ金とローズゴールドを選べるのか？
前置きはこのくらいにして、早速本題に入りましょう。 動きに関する記事をいくつか続けて書いた後、完全に「お金」に関する記事を書くことにしました。 お金の話は “表面的 “とか、リセールを考えて時計を買うのは “無意味 “と思っている人は、以下、避けてください。 時計市場にご興味のある方、時計の買い替えを検討されている方、ぜひご一読ください。
ご存知のように、金の時計にはいくつかの種類があります。
イエローゴールド、ホワイトゴールド、ローズゴールド（レッドゴールドとも呼ばれる）、プラチナがある。 プラチナは最も高価な金で、前の3種類の金とは比べ物になりません。 プラチナケースの時計は、この時計のイエローゴールドモデル、ホワイトゴールドモデル、ローズゴールドモデルよりも高価で、少しどころか、20％～40％程度高くなります（これは私がメモした概算値です）。 一例として、パテックフィリップのプラチナ製5140Pの公称価格は79万円以上、イエローゴールド製5140Jは62万円以上と、その差は10万円以上にもなります。 だから、プラチナは議論の対象外です。
ゴールドケース5140J(上)とプラチナケース5140P(下)
イエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールド、どれも同じもので、ケースを作るものはすべて18金になっています。 金にはさまざまな金属が添加されているため、さまざまな色に見えるのです。 ホワイトゴールドはスズやニッケルを加えると白金になり、ローズゴールドは銅を多く加えると赤になる。 したがって、ホワイトゴールド、ローズゴールド、イエローゴールドは同じものである。
ホワイトゴールド、イエローゴールド、ローズゴールド、時計のブランドによっては、あるいはジュエリーのブランドによっては、ゴールドが違っても値段は同じです。 しかし、多くのブランドでは、ゴールドケースの違いで価格が少し違ってきます。 例えば、ロレックスの時計には、ゴールドケースバージョン、ローズゴールドケースバージョン、ホワイトゴールドケースバージョンがあり、それぞれ価格が異なるのが最も一般的です。 ゴールドのケースが最も安く、ローズゴールドとホワイトゴールドのケースは少し高価です。 例として、ロレックスの新作40mmDDのイエローゴールドケース228238は258,000ドル、ローズゴールドケース228235は278,000ドル、ホワイトゴールドケース228239も278,000ドル（全体の数字をとっています、さらにプラチナケース228206は480,000ドルです）です。 ローズゴールドもホワイトゴールドも、イエローゴールドより高価です。 これは、ホワイトゴールドやローズゴールドの多くが、余分な貴金属を加えているためです。 ホワイトゴールドやローズゴールドが特別な色であることは周知の事実ですが、時間が経つと変色して色が濃くなるという欠点があります。また、ホワイトゴールドは外層にロジウムメッキが必要なため、時間の経過とともに摩耗する可能性があります。 これを防ぐために、例えばロレックスでは、ホワイトゴールドやピンクゴールドの「成分」を改良している。 ホワイトゴールドとピンクゴールドには、時間が経っても色が変わらない安定した色にするためにプラチナが添加されており、そのためロレックスではエターナルローズゴールド、ホワイトゴールドではエターナルホワイトゴールドという名称になっています。 他のブランドの時計でも同様の方法です。
ロレックスのデイデイト40の各種ゴールドバージョンは、左からエターナルローズゴールド、プラチナ、エターナルホワイトゴールド、イエローゴールドとなっています。
ローズゴールドやホワイトゴールドの「成分」は複雑になり、ロジウムメッキが必要なものやプラチナを添加したものもあり、その分、高価になるので、ローズゴールドやホワイトゴールドの中には、イエローゴールドより高価なものがあるわけです。 時計を買うためにカウンターに行くと、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ローズゴールドから選ぶことができ、何の問題もない。
しかし、腕時計を身につけるのに飽きて、それを捨てたいと思ったとき、その違いが生じるのです。
少し前のことですが、2つのことをお話ししましょう。 ブレゲ7057のホワイトゴールドを218,500円、ピンクゴールドを217,800円で売却しましたので、ご参考までにご紹介します。 当時、あるテレビドラマの主役が、たまたま私が持っているのと同じ7057を着けていたのです。 テレビ番組が大ヒットしたこともあり、主役と同じモデルを手に入れるのもいいかなと思ったんです。 実は、多くのプレイヤーが「高い」と思っていたので、長い間売れなかったんです。 みんな値切ろうと思って来て、思いっきり値切られたんですよ。 また、ホワイトゴールドのケースは「安い」、ローズゴールドのケースは「高い」、その差は小さくなく、流通市場ではローズゴールドの方がホワイトゴールドより高い、という損得勘定があったことも知っていた。 結局、値下げ交渉をして売ったんです。
ホワイトゴールド7057(上)、ローズゴールド7057(下)
2つ目は 弟が時計を変えたいと言い出した。 新しいのは、他の人が時計を変えるのは、手に持っている時計に飽きたから処分したい、そして別の時計を買いたい、ということだ。 このお兄さんは、ホワイトゴールドのヴァシュロン・コンスタンタン85180を着けていて、同じ時計のゴールドケースを変えたローズゴールドの85180に交換したいとのことでした。 最初、私は兄からこの話を聞いて驚きました。 ヴァシュロン・コンスタンタン85180のホワイトゴールドケースとローズゴールドケースは公称価格が同じはずですが（ネットで調べました）、このような場合（二次市場）には価格が違ってくるのだそうです。 ローズゴールドケースの85180はホワイトゴールドケースより高価なので、ローズゴールドのものが見つかっても買い替えの際に価格差があり、1万～8万円の差は小さくないはずです。 この件はまだ結実していないので、最終的に交換してもらえるかどうか知りたいです。
ヴァシュロン・コンスタンタン ホワイトゴールド85180（上）、ローズゴールド85180（下）
実はこういう状況はごく普通のことで、ホワイトゴールドはスチール製の時計に見える、金の時計に大金をかけても、知らない人はスチール製の時計だと思う、多くの人が不気味に感じるだろう、私だったら、時計も変えたいと思うだろう。 これは多くの人の心理ですから、同じ時計でもゴールドやローズゴールドは上がり、ホワイトゴールドは下がるというように、市場の状況に影響を与えます。 場合によっては、プラチナ製の時計にも影響が出ます。 プラチナは金やローズゴールド、ホワイトゴールドよりも価値がありますが、プラチナはスチール製の時計によく似ていることもあり、不人気モデル（有名モデルではなく、不人気時計のことです）の中には、流通市場において、手を出すと価値が下がってしまうものがあります。 そのため、パテックフィリップやロレックスなどに見られるように、人気のある時計の多くはゴールドやローズゴールド仕様で、多くの人の好みが分かれるところです（例外は5296Gのトラックフェイスのようなものです）。
パテックフィリップ オービタルフェイス 5296G、オービタルフェイス 5296Gは人気の高いホワイトゴールドの腕時計です。
イエローゴールドやローズゴールドは、一見すると色が金色なので好きなのですが。 文字盤を見なくても、ホワイトゴールドのブルーゴーストと同じように、ホワイトゴールドであることがわかります。 少し前に指輪を買いに行った時のことを思い出します。いろんな種類のゴールドがあり、同じ値段で、結局イエローゴールドにしたのでしょう。 どんな時計もつけられない、しばらくするといつも時計を変えたくなる、君達はいつも時計を変えているね。
